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佐賀県武雄市のひまわり書房野田喜太郎さんから、貸本に関する貴重な資料をご寄贈いただいた。
「新潟 貸本案内」と題する新聞である。
貸本関係の新聞は、最近復刻出版された「全国貸本新聞」(全国貸本組合連合会)がよく知られているが、それは貸本業者向けの、いわば組合の機関紙的な性格をもつ新聞であった。
ところがこの「新潟 貸本新聞」はタイトルの横に
〈「街の読書家」と「街の図書館」を結ぶニュース〉
と書かれており、また欄外には
〈テレビにない読書のおもしろさ〉
〈清潔で安心して読める街の図書館〉
〈一冊買う代金で十倍の読書、街の図書館〉
〈毎度御愛読有難う御座います〉
とある。
貸本店とその利用者をむすぶニュースペーパーであったのは間違いないだろう。 「街の図書館」という言葉が頻繁に使われているところをみると、全国貸本組合連合会ではなく、全国読書普及商業協同組合系列の貸本業者がつくっていたものと思われる。
体裁はB6判4ページ、緑のインキで刷られた活版印刷である。この4号は1959年4月5日発行となっており、毎月2回発行されたようだ。残念ながら貸本マンガに関する記事は掲載されていないが、貸本業者の読者サービスの一環を垣間見ることができる貴重な資料である。(三宅秀典)
「新潟 貸本案内」と題する新聞である。
貸本関係の新聞は、最近復刻出版された「全国貸本新聞」(全国貸本組合連合会)がよく知られているが、それは貸本業者向けの、いわば組合の機関紙的な性格をもつ新聞であった。
ところがこの「新潟 貸本新聞」はタイトルの横に
〈「街の読書家」と「街の図書館」を結ぶニュース〉
と書かれており、また欄外には
〈テレビにない読書のおもしろさ〉
〈清潔で安心して読める街の図書館〉
〈一冊買う代金で十倍の読書、街の図書館〉
〈毎度御愛読有難う御座います〉
とある。
貸本店とその利用者をむすぶニュースペーパーであったのは間違いないだろう。 「街の図書館」という言葉が頻繁に使われているところをみると、全国貸本組合連合会ではなく、全国読書普及商業協同組合系列の貸本業者がつくっていたものと思われる。
体裁はB6判4ページ、緑のインキで刷られた活版印刷である。この4号は1959年4月5日発行となっており、毎月2回発行されたようだ。残念ながら貸本マンガに関する記事は掲載されていないが、貸本業者の読者サービスの一環を垣間見ることができる貴重な資料である。(三宅秀典)
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