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5月9日(日)神保町の漫画喫茶『漫楽園』にて、高野慎三×西野空男(『架空』発行人)のトークイベントが開催されました。

トーク内容は『貸本漫画とマンガの未来』と告知されていましたが、冒頭で西野氏から「高野さんはマンガの未来に興味が無いということなので、今日は貸本漫画について話します」との説明があり、場内に笑いが起きました。

赤本とは何か、当時の貸本屋事情、版型の変遷、人気作家など、西野氏による貸本漫画に関する質問を、自身の体験を交えて高野慎三が解説。途中から場内の質疑応答コーナーとなり、竹内版鬼太郎から漫画の刺激性についてなど、幅広に話題が及びました。


人気ミニコミ発行人も参加


半世紀前の貸本世界に熱が入る


「水木しげるの『ロケットマン』が貸本初体験です」と西野氏。
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イベントのご案内です。
貸本マンガ史研究会会員の権藤晋が「貸本漫画と漫画の未来」と題して語ります。
当日は、『貸本マンガ史研究』バックナンバーの販売も予定しています。


模索舎 Presents in 漫楽園
「第一回 神保町ミニコミフリマ」


日 時:5月9日(日) 13:00~17:00
場 所:漫画喫茶 『神保町 漫楽園』
    東京都千代田区神田神保町1-19
    すずらん通り ポニービル2階

トークイベント『貸本漫画とマンガの未来』
14:00~ 15:30
出 演:高野慎三
   (北冬書房/元ガロ編集者/貸本マンガ史研究会
    同人/「つげ義春1968」等筆名「権藤晋」名義も含め
    著作多数)
聞き手:西野空男
主 催:模索舎
     新宿区新宿2ー4ー9 TEL:03-3352-3557 
     漫画喫茶 『神保町 漫楽園』
    TEL:03-5280-5666
忍者武芸帳 影丸伝』(発行・小学館クリエイティブ/発売・小学館)復刻版の刊行が開始された。

1959年から貸本マンガとして描き続けられた同作品は、三洋社から東邦図書出版社へと版元がかわりながらも、17巻の大作である。
同作品の復刻版は、これまで小学館から2回にわたって刊行されている。最初の復刻は1966年、新書判サイズでカラーページはモノクロ処理されている。また、おなじく小学館で1970年から、カラーページも再現された箱入りの豪華本が刊行された。
オリジナルの三洋社版、東邦図書出版社版はもちろん、この2種類の復刻版も今では入手がかなり困難である。
貸本マンガが生み出した最高傑作を今、読み返すことができるのは、意義深いことだと思われる。(H)
9月下旬発行を目指して制作中です。
次号も「劇画誕生50年」を特集します。
現在、会員の論考のほかに、旭丘光志さん、池上遼一さん、石川フミヤスさん、九鬼誠さん、椿きみをさん、巴里夫さん、宮川義道さんの原稿が届いています。
発行日が確定したら、ここでお知らせします。

また、小学館クリエイティブから『松本正彦「駒画」作品集 隣室の男』が発行されました。



松本正彦さんが提唱された「駒画」とは何だったのか。「劇画」とはどういう関係だったのか。それがこの本であきらかになったわけではありませんが、貸本マンガにおける表現の高度化を考えるための貴重な1冊です。
ぜひお読みください。(H)
4月4日は、東考社社主桜井昌一さんの七回忌であった。
吉備能人と二人でお墓参りをし、そのあと東考社を訪ねた。
桜井さんが眠るのは、埼玉県入間郡の「ゆず霊園」である。東武越生線の「東毛呂駅」から、徒歩だと30分ほど、タクシーだと5分ぐらいである。
駅からゆっくりと霊園まで歩くのもいいのだが、私は去年のお墓参りで道を間違え、1時間近くもさまよってしまった(なにしろ1年に1度のことである)。
そんなこともあって、今回は駅からタクシーを利用、霊園からは送迎バスで駅に戻った。
墓前に花を手向け、線香をたき、吉備と二人で缶ビールを飲みながら桜井さんの話をした。吉備は生前の桜井さんを知らない。しかし、吉備が墓前で手を合わせる時間のなんと長かったことか。
霊園入口の桜は満開だった。
桜井さんは、その名のとおり、桜の美しいころに亡くなられた。
6年前、坂戸のメモリアルホールでの告別式の帰り、美しい桜を悲しい気持でながめた。
でも、ここ数年のお墓参りの帰り、田舎の道を駅へと向かう途中、私の目をひいたのは、桜よりも野辺の小さな花々であった。
このような小さな花々が、桜井さんらしいと思った。だからいつも、墓参の帰りはゆっくり歩いて、そんな花の写真を撮った。

東考社では、桜井夫人、千鶴子さんの歓待を受け、長々と居座ってしまった。桜井さんの話をすると時間を忘れてしまう。

劇画が生まれて51年。「劇画工房」が誕生して今年で50年である。この、けっして短くはない月日のなかで、桜井昌一さんが果たされた役割を思い返してみたい。(H)

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